数ある決済システムの中でも、特に普及が加速化しているのが電子マネー決済です。
電子マネー決済は一般的に、あらかじめ現金をチャージしておいた非接触タイプのカードやスマートフォンのアプリなどで支払いを行う決済方法ですが、プリペイド式という手軽さと、決済時のスムーズさが人気となり、爆発的に普及が進んでいます。
特に少額の商品が多いECサイトの場合、電子マネー決済の導入は大きなポイントとなります。今回は電子マネー決済を導入するメリットについてご紹介します。
電子マネー決済はとにかく手軽で使いやすいのがメリット
購入者にとって、電子マネー決済は手軽で選択しやすい決済方法です。
少額の商品購入にクレジットカードを使いたくないという方は多く、また銀行振込の場合も振込手数料が発生することも購入のネックになっている場合もあります。その際、決済システムで最も手軽で利用しやすいのが電子マネー決済です。
電子マネー決済ならばあらかじめ前払いしておいたチャージ分から支払うか、登録しておいた銀行口座の引き落としで購入するため、金融機関やコンビニなどにわざわざ料金を支払いに行かなくても決済が可能です。手持ちの現金がなくてもすぐに決済ができるので、手軽に商品を購入できるのが魅力です。
ポイントが貯まる、クレジットカード代わりに使えるといった利点も
電子マネーは手軽で使いやすいだけでなく、お得な側面もあります。
電子マネーの中にはポイントが貯まるタイプのものも多く、その点も人気の理由の1つとなっています。
ポイントが貯まる電子マネーには、電子マネーを利用する際に直接ポイントがつくタイプのものと、チャージでクレジットカードを使用した際にポイントがつくタイプのものがあります。貯まったポイントはネットショップで利用できたり、電子マネー対応の店舗で利用したりすることができます。効率よくポイントを貯めることで、お得に買い物をすることができるのです。
こうした背景もあって、積極的に電子マネー決済を利用する人が増えています。
中には、クレジットカードを持っていない学生や若い世代がクレジットカード代わりに電子マネーを利用しているケースも多く、こうした世代がターゲット層に入っているECサイトの場合、電子マネー決済の導入は購入機会を逃さないための重要なポイントとなるでしょう。
どのブランドの電子マネー決済を導入するかがポイント
EC事業者にとって決済システムに電子マネー決済を導入することは、購入者へのサービスにおける大きなポイントとなります。
特に少額の商品が多かったり、ターゲット層にクレジットカードを持たない若い世代を多く含んだりする場合は、購入機会を逃さず収益を増加させることが期待できます。またコンビニ払いや代引きなどの決済システムと違い、自動的に電子マネーから料金を引き落とすため、未払いのリスクを最小限に抑えることができます。
しかし電子マネー決済を導入する際に注意したいのが、どのブランドを選択するかという点です。
現在、さまざまな電子マネーサービスが展開されており、それぞれ互換性があるものは極少数となっています。そのため、電子マネー決済を1種類だけ導入しても集客力アップには繋がりにくく、電子マネー決済のメリットを十分に活かすことのできない可能性があります。
そのため、決済システムに電子マネー決済を導入する場合は、複数のブランドを導入できる決済代行会社を利用するか、ターゲット層を明確にし、それらのターゲット層に強いブランドの電子マネーを選定するというという方法もありますが、その場合ターゲットとブランドの慎重な比較検討が重要になります。決済代行会社のクレジットカード決済と併用して電子マネー決済を利用すれば、リスクを分散させることができます。また同時に支払いをまとめることにより、煩雑になりやすい管理業務の簡略化し、負担の軽減を図ることも可能です。
カテゴリの記事一覧
STEP2.ECサイトの準備
STEP3.決済手段の充実
STEP4.販売促進プロモーション
