越境ECの入庫からラストマイルの配送までアウトソーシング。約10,000種類ほどある商品の出荷を少人数で対応可能に。

CMG Premium Foods, inc.の国際宅急便・決済サービス導入事例をご紹介

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CMG Premium Foods, inc.の国際宅急便・決済サービス導入事例をご紹介

CMG Premium Foods, inc.は、1986年にスタートした越境ECの老舗企業です。サプリやフィットネス、オーガニック製品を、アメリカ西海岸L.A.から日本のお客さまへ向けて販売しています。1999年よりヤマト運輸の国際宅急便を導入、ついで2016年には、メーカーから仕入れた商品を米国ヤマト運輸倉庫へ入庫し、検品、ピッキング、梱包、配送までをまとめてヤマト運輸へアウトソーシングしました。サービスご利用の経緯や効果について、CMG Premium Foods, Inc.執行取締役笹嶋淳史様に伺いました。

ポイント

課題

海外からの発送であっても、日本人のお客さまが商品を受け取る際に満足できる高い配送クオリティとスピードを求められていた。
売上成長とともに発送数が増え続け、自社倉庫管理、自社発送手配に限界を感じていた。
販売製品の入庫も自社倉庫スタッフが行っていたが、在庫の管理に多大な労力がかかっていた。

導入サービス

国際宅急便【輸入】

さまざまなビジネスシーンにおける小口貨物を欧米アジアから日本にお届けします。
現地でのお荷物の引き取りから国内での商品のお届けまで、一気通貫で行うことで煩雑な業務が軽減します。

クロネコwebコレクト

国際5ブランドや国内主要クレジットカードが利用可能な決済サービスです。
不正利用や情報漏えいを防止するため、セキュリティ対策として「本人認証サービス（3Dセキュア）」「不正検知機能」などを備え、お客さまに安心してお使いいただけます。

越境ECサポート

ヤマト運輸のアメリカの倉庫で入庫・検品・メーカー返品・ピッキング・梱包・配送に対応します。アメリカから日本を含むアジア圏へ輸送します。

効果

パートナーシップによる独自のシステムを構築、1万以上のSKU（商品数）管理、1日5,000件の発送でもスタッフ10人で対応できるまでに成長した。
商品数確認やダメージの発見も迅速に行え、在庫切れによりリードタイムが延びることを防止できるようになった。
お客さまレビューで平均4.45/5の高い評価、配送クオリティの満足度・安心を獲得できた。
倉庫管理をアウトソーシングしたことで管理業務が低減し、社員がECビジネスに注力できるようになった。

越境ECの出荷量が急拡大し、倉庫での負荷が限界に

フィットネスで愛用されるプロテインや健康食品、サプリメントは、アメリカ西海岸が常に最先端の発信地となっており、日本でもアメリカ製品の愛好家が増え続けています。CMG Premium Foods, inc.は、これらの商品を1980年代に日本へクロスボーダー販売開始し、その後インターネットが普及したことで越境ECによる売上を拡大し続けてきました。

「私たちのミッションは、世界の商品を日本のお客さまにお届けし、皆さまの生活と人生をより健康的で豊かなものにする、というものです。サプリメント販売からスタートし、プロテインやフィットネス商品、雑貨などへも広がり、現在では、取扱商品数は1万点を超えます」（笹嶋様）

当初はアメリカの自社倉庫と自社スタッフでロジスティクス運営を行っていましたが、2010年代半ばになり、さらなる成長を可能にするためアウトソーシングを検討し始めます。

「アメリカ全土から商品を仕入れると、日本では想像もつかないようなトラブルがあります。注文の点数違いや商品の破損もよくあるため、地道で丁寧な入庫確認も欠かせず、とても手間のかかる作業なのです。他社からも提案をいただきましたが、ヤマト運輸様の場合、現地の日本人スタッフだからこそできるきめ細やかな対応はもちろん、配送スピードや対応件数など、すべてをまとめてお願いできる信頼感がありました。」（笹嶋様）

それに加え、お客さまの声もあと押しとなりました。

「越境ECを始めた時から、日本の宅急便もそうですが、お客さまの多くがヤマト運輸の国際宅急便を選んでいるということでした。配送スピードとクオリティにこだわるお客さまに満足いただくためには、それが最善の選択だと弊社でも考えたのです」（笹嶋様）

2016年にパートナーシップが決まると、自社倉庫のスタッフとヤマト運輸のアメリカスタッフがワン・チームとなり、ヤマト運輸の倉庫を新しい拠点として、EC配送システムの構築・運用を行うことになりました。

スピーディでクオリティの高いクロスボーダー販売が可能になり顧客満足度も獲得

「新体制スタート以降、一歩一歩検討と改善を積み重ねたことで、自社だけでは到底実現できない効率的なシステムへと進化させることができたと自負しています。現在は、5,000件／日を超える受注を1日でタイムラグなく捌くことが可能です」（笹嶋様）

商品管理を安心して任せられるため、販売促進に充てる時間が増え、ライバルに差をつける配送のスピードとクオリティも確立できました。

「弊社からの国際宅急便は、羽田での税関待機時間はほぼゼロ、最短5営業日でお客さまの手元に届けられます。そして、受け取る際に日本のものと変わらぬ品質、きれいな梱包で届くと、お客さまからとても高い評価をいただいています」

さまざまなお客さまが海外商品でも安心して購入できるよう、薬事法チェック体制がきびしく、多くの方がすでに利用されている大手モールを中心に販売を展開しているため、モールで表示されるお客さまレビューは、差別化の決め手ともなる大切な要素です。

「合計21万以上ある当社のレビューには配送品質に関する内容も多くあり、2016年以降で満足度の★が、5点満点中平均4.45という非常に高い結果であるとわかりました※」（笹嶋様）

一方、自社ECにはクロネコwebコレクトを導入し、オンライン決済へ安心度も高めました。これにより、ほとんどの方がクレジットカード決済を利用するようになり、売上も上がりました。

最高のクオリティで今後も海外各国から日本へ商品を届け続けたい

お客さまの声が改善につながったこともあります。

「ヤマト運輸の担当者もレビューをチェックし、何かあれば、迅速に提案をいただきます。例えば、小さなお荷物は適切な料金サイズになるようにダンボールから緩衝材入りのバッグに変更するなど、商品ごとに考えてくれています。書籍も取り扱いを始めたのですが、カバー擦れが出ないよう薄いビニールで巻いたところ、お客さまにも喜ばれました」（笹嶋様）

CMG Premium Foods, inc.では、1999年以降、国際宅急便を使い続けています。

「お客さまに商品を届ける際、一番大切なのは、クオリティです。そこには企業側の都合による『安い・早い』では、解決できないものがあります。ヤマト運輸の担当者は、常にお客さま目線で丁寧な提案をしてくれるので、そこに信頼を感じています」（笹嶋様）

現在アメリカは2拠点に成長、今後はさらに拠点を増やすことも計画中です。

「世界中に拠点のあるヤマト運輸とのタッグなら、現在のシステムを活用し、アジアや欧州に拠点を立ち上げ、世界中のすぐれた商品を日本のお客さまに届けることも可能だと考えています。拠点となる国や商品が変わっても、今後も変わらずに最高のクオリティでお客さまに商品を届けるため、ぜひヤマト運輸の力を貸していただきたいです」（笹嶋様）

※同社の楽天市場におけるレビュー集計結果

※掲載記事の内容は取材当時のものです。