ECプラットフォームとして物流サービスの導入により、ラストワンマイルを改善

ヤフー株式会社のピック&デリバリー、フルフィルメント導入事例をご紹介

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「Yahoo!ショッピング」、「PayPayモール」という2つのECプラットフォームを展開するヤフー株式会社。「国内No.1 ECモール」を目標に、さまざまなサービスの提供、改善に注力しています。2020年には、ストア様の物流支援に向けて、ヤマト運輸との業務提携を発表。協業プロジェクトの一環として、新たな物流サービス「ピック&デリバリーサービス」、「フルフィルメントサービス」をスタートさせました。ECプラットフォームとして、これらのサービスを導入した背景や効果、今後の目標について、ショッピング統括本部の後藤圭助様、溝淵彩乃様、大江寿登様に伺いました。

ポイント

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課題

ECプラットフォームとして、「Yahoo!ショッピング」と「PayPayモール」に出店しているストアの物流面でのサポートを行い、配送クオリティを高めることで、ストアで購入されるお客さまの満足度アップにつなげたい。

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取り組み

出荷業務のみを代行するサービスと、商品をヤマト運輸で預かり、受注から発送まですべての業務を代行するサービス。カバー範囲が異なる2つのサービスを導入し、ストアの事情に即した物流支援を提供。

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成果

ストアの物流面でのサポートを行ったことで、ストアの配送クオリティが向上。その結果、ストアの売上アップ、ストアで購入されたお客さまの満足度が向上した。また、モールのブランド価値向上にも貢献した。

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課題

ECプラットフォームとして、「Yahoo!ショッピング」と「PayPayモール」に出店しているストアの物流面でのサポートを行い、配送クオリティを高めることで、ストアで購入されるお客さまの満足度アップにつなげたい。

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取り組み

出荷業務のみを代行するサービスと、商品をヤマト運輸で預かり、受注から発送まですべての業務を代行するサービス。カバー範囲が異なる2つのサービスを導入し、ストアの事情に即した物流支援を提供。

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成果

ストアの物流面でのサポートを行ったことで、ストアの配送クオリティが向上。その結果、ストアの売上アップ、ストアで購入されたお客さまの満足度が向上した。また、モールのブランド価値向上にも貢献した。

物流支援ができていなかったことは、ECプラットフォームとして大きな課題

現在、ヤフーは、ECプラットフォームとして「Yahoo!ショッピング」、「PayPayモール」を展開しています。新型コロナウイルス感染症の影響からEC利用のすそ野拡大もあって、モール全体における出荷量が増加。2020年第3四半期におけるEC全体のショッピング事業取扱高は、前年比約33%の成長を遂げました。そうした中、従来から抱えていた課題として、モールに出店しているストア様の配送クオリティを高める必要があったといいます。

※出典:2021年2月3日 Zホールディングス株式会社 決算説明会 資料「2020年度 第3四半期 コマース事業取扱高」

ショッピング統括本部セールスストラテジー本部営業戦略室 室長 後藤圭助様

「お客さまからのアンケートで、配送のクオリティに関する声が多く寄せられていました。近年は、遅延しないなどの出荷の正確さに加えて、翌日発送などスピードを求めるお客さまも増えています。そういった面から、配送の柔軟性やクオリティが、高いコンバージョンにつながると考えています」(大江様)

「率直なところ、商品出荷はある程度“ストア様任せ”になっていたところがありました。そのため、どのようにストア様の物流を支援していくかということは、私たちの大きな課題でした」(後藤様)

こうした課題を解決すべく、ヤフーとヤマト運輸による協業プロジェクトがスタートしました。

新型コロナウイルス感染症の影響による巣ごもり需要拡大は、EC市場を拡大しただけでなく、物流の重要性を改めて浮き彫りにしたと思います。実際、注文は増えたものの、人手不足から発送に関わる業務が混乱してしまい、機会損失につながってしまったというストア様の声をよく聞きました。また、季節やセール時期などによる波動対応に悩むストア様も多くいらっしゃいます。その点、私たちがこの協業により、最適なソリューションを提供できることは、ECプラットフォームとして大きな武器になると考えています」(大江様)

選べる物流ソリューションの提供によって、ストア様の成長をサポート

この取組によって生まれたのが、ピック&デリバリーサービスとフルフィルメントサービスです。ピック&デリバリーサービスは、ストア様の自社倉庫を生かし、「出荷業務」のみを代行。フルフィルメントサービスは、商品をヤマト運輸の倉庫で預かり、受注から発送まですべての業務を代行します。このように、カバーする範囲が異なる2つのソリューションがあることで、ストア様の事業規模や商材に即した提案ができるといいます。

ショッピング統括本部営業1本部ファッションカテゴリ部 部長 溝淵彩乃様

「たとえば、自社倉庫を持つストア様にとって、物流業務のすべてを請け負うアウトソーシングは、なかなかハードルが高いと思われます。倉庫で働かれている従業員の雇用面も含めて、経営戦略の大転換と考える方も少なくないでしょう。その点、ピック&デリバリーサービスは、自社倉庫を生かしながら煩雑な出荷業務のみを委託できるという、いわば自前型と完全委託の“中間型”です。なかには、一部の商品が売上全体の8割を占めるストア様もあります。その場合は、売れ筋商品だけをピック&デリバリーサービスに委託するという選択肢もあるので、ストア様の状況に即した提案ができます」(溝淵様)

そうして、さらに売上や出荷量が増えた段階で、物流全体を効率化させるフルフィルメントサービスを検討いただく―― 事業規模や商材によって選択できるサービスを提供し、ストア様はラストワンマイルの改善ができるといいます。

「物流機能を最適化するサービスを導入いただき、出荷スピードや正確性の向上といったストア様の成長につなげたいと考えています。これらのサービスを導入したストア様の配送クオリティ向上が、結果として、売上UPにつながっていると考えています」(後藤様)

物流面の強化で、ECプラットフォームとしてのブランド価値も向上

こうしたストア様に向けた物流面の支援は、ヤフーにとってECプラットフォーム全体のブランド価値向上につながるといいます。

「ストア様が出荷量の増減に万全に対応できる物流機能を構築することは、お客さまの満足度アップにつながります。そして、そうしたストア様が増えることは、ECプラットフォームとしてのブランド価値にも直結します。ヤマト運輸とECモール専門の私たちが、双方の強みを発揮することで、Yahoo!ショッピング、PayPayモールのブランド価値を高めていけると考えています」(後藤様)

ショッピング統括本部事業開発室ロジスティクス 大江寿登様

前述したとおり、ピック&デリバリーサービス、フルフィルメントサービスは、導入されたストア様の売上UPという形で効果を見せ始めています。これから、2社のデータを活用することで、さらに便利なサービスに成長させられるといいます。

「売場(モール)のビッグデータを生かした需要予測や、道路の混雑状況をふまえた配送ルートの最適化など、まだまだ改善できる余地は残されています。ヤマト運輸から、サービス提供における物流の観点、ストア様との向き合い方などを勉強させていただいているので、これからさらにパートナーシップの効果が発揮されていくと思います」(大江様)

「2社の目指す価値や理想は合致しています。戦略的なビジネスパートナーとして、ECプラットフォームを通した、ワクワクして楽しい世界をつくっていきたいですね」(後藤様)

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代表者氏名:代表取締役社長 川邊健太郎

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東京都千代田区紀尾井町1-3
東京ガーデンテラス紀尾井町 紀尾井タワー

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