現代芸術振興財団の美術品輸送・保管サービス導入事例をご紹介
代表者氏名:会長 前澤 友作
所在地:〒106-0032
東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル 4F
現代芸術振興財団の美術品輸送・保管サービス導入事例をご紹介
アート関連事業
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保管
公益財団法人現代芸術振興財団は、所蔵する美術品を中心とした展覧会事業と、学生や若手・中堅アーティストに向けたアートアワードを行う表彰事業の2本の柱による現代アートの振興活動を行っています。設立当初より美術品輸送にヤマト運輸のサービスをご利用いただき、その後、美術品の保管サービスも導入いただきました。ヤマト運輸の美術品輸送・保管サービスの利用経緯と効果について、公益財団法人現代芸術振興財団 ディレクター 渡部ちひろ様に伺いました。
課題 |
所蔵美術品が増加する中、安心・安全な保管体制の構築が急務であった。また貸し出しや輸送手配における業務負荷を改善し、展示・貸し出しニーズにも迅速に応えられる環境整備が必要であった。 |
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取り組み |
既にヤマト運輸に依頼していた美術品の輸出入手配、輸送、展示に加え、高セキュリティ環境下での保管業務を委託し、輸送から保管・展示までの一元化を図った。 |
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成果 |
保管、展示、貸し出しなど美術品管理に対する業務負荷を最小限にでき、大幅な業務効率化を実現した。 |
課題
所蔵美術品が増加する中、安心・安全な保管体制の構築が急務であった。また貸し出しや輸送手配における業務負荷を改善し、展示・貸し出しニーズにも迅速に応えられる環境整備が必要であった。
取り組み
既にヤマト運輸に依頼していた美術品の輸出入手配、輸送、展示に加え、高セキュリティ環境下での保管業務を委託し、輸送から保管・展示までの一元化を図った。
成果
保管、展示、貸し出しなど美術品管理に対する業務負荷を最小限にでき、大幅な業務効率化を実現した。
「より多くの人が現代アートに触れる機会をつくる」ことは、現代芸術振興財団の活動の柱です。そのため、財団の美術品を適切な環境で保管しておくこと、そして、必要なときに国内外の美術館へ届ける手配も、大切な業務の一環となっています。
「財団の美術品の数は、日々、増加しています。唯一無二の美術品を守るには、セキュリティや災害対策設備はもちろんのこと、温度・湿度管理といったさまざまな要件をともなうため、国際的にも保管場所不足は大きな課題となっています。世界のアート関係者やコレクターと同様、財団もこの課題を常に意識しています」(渡部様)
美術品の輸出入手配・輸送のご依頼をきっかけに、財団設立時より輸送や展示業務をヤマト運輸に委託いただいていましたが、さらにスムーズな美術品保管と輸送を可能にするため、ヤマト運輸に保管業務もお任せいただきました。
「美術品保管サービスがあることは存じ上げませんでしたが、営業担当者より、保管もヤマト運輸にまとめることでよりスムーズな管理体制にできると提案いただきました。これまでも輸出入・輸送・展示をまとめてヤマト運輸にお任せできることに大きなメリットを感じていました。輸入に関しては、立ち会いも不要でした。倉庫も一括でお願いすれば、さらにリードタイムも短くなるメリットもあると伺い、お願いすることになりました」(渡部様)
貴重な美術品の保管先をまとめて変更することに対し、財団での決定に迷いはなかったのでしょうか。
「ありませんでした。一番の決め手は、ヤマト運輸の担当チームの細やかな気づかいです。大切な美術品を、財団の私たちやアート愛好家と同じ目線で丁寧に、愛を持って接していることが感じられます。その心づかいが、強い信頼となりました」(渡部様)
「今では、展示が決まったら、ヤマト運輸に電話を1本入れるだけです。もし、輸出入、輸送、展示、倉庫と複数社に分かれていたら、手配業務に忙殺されることになっていたでしょう」(渡部様)
結果的に、美術品の管理は目に見えて効率化が進んでいました。
「財団の事情や美術品の個々の特性をよくわかっている専属のチームで担当いただいているため、大切な美術品を安心してお任せできます」(渡部様)
倉庫はビューイングルームも備え、新しい美術品の確認や、大型の美術品鑑賞なども可能です。こういったニーズが急に発生しても、ヤマト運輸では迅速に対応可能なので助かっているそうです。
「輸送の品質は、大変満足しています。ヤマト運輸の梱包や輸送の丁寧さは定評があります。美術品輸送の専門家は、どんな素材で、どんな梱包の仕方をしているか気になるようで、海外への貸し出しの際など、その品質の高さについて関係者で話題に上ることもあるほどです。国際的にもヤマト運輸と一緒にお仕事ができることは誇りです」(渡部様)
ヤマト運輸とパートナーの関係を続けるなかで今後見据えているのは、美術品保管を超えたアート普及への貢献です。
「美術館で展示されている美術品の数は、倉庫にあるごく一部の数に過ぎません。そこで海外の美術館などを中心に、倉庫で美術品を公開する“オープンストレージプロジェクト”が盛んになっています。美術品を展示して倉庫をもうひとつの展覧会場ととらえるスタイルや、倉庫にある美術品にそのまま鑑賞者が手を触れられるスタイルのものもあります。日本ではまだ珍しい取り組みだと思いますが、ぜひ、一緒に企画させていただけたらというのが新しい夢です」(渡部様)
財団では、オープンストレージが新しいアートの鑑賞スタイルになるだけでなく、「アートを裏から支える仕事」をアートに興味がある人に知ってもらえる機会にもなるととらえています。
「アートの世界は、アーティストと美術品、美術館、コレクターだけで成り立つものではなく、保管や修復の専門家などさまざまな裏方によっても支えられています。ヤマト運輸の美術品輸送・保管も、そのひとつです。ぜひ、さまざまな取り組みでご一緒し、財団の活動を知っていただく機会を増やしていきたいです」(渡部様)
※掲載記事の内容は取材当時のものです。
代表者氏名:会長 前澤 友作
所在地:〒106-0032
東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル 4F