SDGs

ヤマト運輸株式会社 海外生活支援チーム(以下「YTC海外生活」)は、環境省が実施している「プラスチック・スマート」キャンペーンに取組内容を登録いたしました。YTC海外生活は、海外引越の作業に使用するプラスチック製品の梱包資材を環境にやさしい資材に代替することで、海外で処分する際の分別の簡素化と環境負荷の軽減に取り組み、使用しているダンボールに「プラスチック・スマート」のロゴを表示することで、“地球にやさしい海外引越”を事業活動の1つの柱として取り組むことをお約束いたします。

Plastic Smart

1. 背景

YTC海外生活では、1976年より海外引越サービスをご提供しております。海外間輸送を行う海外引越は、日本と海外の陸・海・空にとても結びつきがあり、日本で使用した資材は海外で、海外で使用した資材は日本で処分されています。そこで、YTC海外生活では、業務開始当初よりクラフトテープなど環境に配慮した梱包資材を使用してまいりました。
このたび、「プラスチック・スマート」に参加することで、現在使用している梱包資材や梱包方法を見直し、日本だけでなく、海外でのプラスチックの排出抑制や国・地域毎に定められている分別回収の徹底など、“プラスチックとの賢い付き合い方”を推進してまいります。

2. 登録内容

「替える・減らす」
YTC海外生活では、輸送中(日本から海外へ)の衝撃などを緩衝できる梱包資材として、プラスチック素材を使用した安価な資材を、お預かりする食器や壊れ物の梱包に使用しております。 これからは、海外で処分する際の環境負荷を考え、同じ緩衝性をもったリサイクル可能な素材を使用した梱包資材に切り替えることで、プラスチック素材の使用量を減らし、「地球にやさしい海外引越」の梱包作業を実現してまいります。
2018年度において、プラスチック素材を使用した梱包資材の使用量割合は51%でしたが、目標数値として2020年度内に30%の使用量割合に減らせるように、発注基準の策定や梱包方法の改善活動を通して取り組んでまいりました。その結果、目標に掲げた2020年度内に使用割合を21%まで減らすことができ、2021年度はその割合が16%となりました。

3. 使用量実績

梱包資材(枚数) 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度
替える
減らす
プラスチック素材 249,730(51%) 227,700(52%) 51,568(21%) 64,330(16%)
リサイクル可能な素材 240,500(49%) 211,500(48%) 191,500(79%) 333,050(84%)
梱包資材(枚数) 替える
減らす
プラスチック素材 リサイクル可能な素材
2017年度 225,600(49%) 231,500(51%)
2018年度 249,730(51%) 240,500(49%)
2019年度 227,700(52%) 211,500(48%)
2020年度 51,568(21%) 191,500(79%)

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